【連載:決算前にできる「役員報酬の年払い増額」を知っていますか?】第3編 「役員報酬の年払い増額」で「全額損金」を実現する

「役員報酬の年払い増額」で「全額損金」を実現する。

 

結論から言うと、「役員報酬の年払い増額」することで、決算前でも大きなインパクトを持ち法人から個人に全額損金で資金移転が可能になります。
ポイントは、役員報酬として適切に設計しながら、その資金を当該事業年度の「全額損金算入」できる点にあります。

 

役員報酬として支給された金額は、定期同額給与の要件を満たせば法人側では全額損金算入が可能です。
そして、その資金を活用して年払いで、個人側に資産を移しながら将来の備えも同時に構築できます。

 

つまり、「法人→個人」への資金移転と、当該事業年度の「全額損金算入」を同時に実現できる設計です。
単なる経費消化とは異なり、資金が消えるのではなく、形を変えて個人に残る点が大きな違いです。

 

さらに重要なのは、法人に利益を残し続けた場合に発生する「将来の二重課税リスク」を軽減できる点です。
決算前に適切に個人へ移しておくことで、最終的な手残りは大きく変わります。

 

「節税=経費を使う」という発想から、「節税=資金を個人に移転する」という発想へ。この視点の転換ができるかどうかが、経営者の手元資金を大きく左右します。
私たち、みらいマップ株式会社では、多くの法人様に決算前「役員報酬の年払い増額」を導入いただいています、ぜひご相談ください。

関連記事

  1. 【連載:決算前にできる「役員報酬の年払い増額」を知っていますか?】第2編 なぜ決算前の役員報酬増額はできないのか?

    なぜ決算前の役員報酬増額はできないのか?   「それなら単純に決算前に役員報酬を増やせばいいのでは?」   多くの経営者が一度は考えることですが、ここには大きな落とし穴があります。   役員 […]

  2. 【連載:決算前にできる「役員報酬の年払い増額」を知っていますか?】第1編 決算前にできる節税はありませんか?

    「決算前にできる節税はありませんか?」   この相談は非常に多いですが、正直に言うとよくある節税はほぼ出尽くしています。   消耗品の前倒し、広告費の計上、備品購入…いずれも一定の効果はありますが、金 […]

  3. 【連載:役員報酬は「少ないほど得」は本当か?】第5編 個人の所得税率が高いという勘違い(重要です)

    「個人の所得税は高いから、利益は法人に残した方が得」 そう考えているなら、一度冷静に数字で確認してください、多くの経営者がここで判断を誤っています。   例えば、法人利益1,000万円に対して法人税率30%がか […]

  4. 【連載:役員報酬は「少ないほど得」は本当か?】第4編 個人に移した資金は自分でコントロールできる

    法人ではなく完全に個人に資金を移転した場合、その性質は大きく変わります。 最大の違いは「自由度」です。   正しく有利に効率よく個人に資金移動できれば、法人の従業員や銀行、取引先からとやかく言われる筋合いはあり […]

  5. 【連載:役員報酬は「少ないほど得」は本当か?】第3編 最後の最後に資金が残るのは、オーナーかもしれない

    法人に利益が出ているにもかかわらず、「なぜか法人にも個人にもお金が残らない」と感じることはないでしょうか。 その違和感の背景には、資金の流れの順番があります。   法人の資金は、まず従業員への給与、次に取引先や […]

  6. 【連載:役員報酬は「少ないほど得」は本当か?】第2編 役員報酬は「少ないほど得」は本当か?

    法人資金には「見えない優先順位」がある。   法人に資金があると、「必要なときに自由に使える」と感じる経営者は少なくありません。 しかし実際には、そのお金には明確な優先順位が存在しています。   まず […]

  7. 【連載:役員報酬は「少ないほど得」は本当か?】第1編 法人に残した資金、本当に「自分のもの」ですか?

    改めて「法人に資金を残している=自分の資産が増えている?」 この感覚は多くの経営者にとって自然なものです。   実際、法人の口座残高が増えれば安心感があり、資金繰りの余裕や経営の安定にもつながります。金融機関か […]

  8. 法人に資金を残すほど実は損していませんか?【第3編】個人に早期に移すという発想転換

    ここまで見てきたように、法人に資金を残し続けるだけでは、税金や社会保険料の負担によって効率が下がる可能性が多いのです。 そこで重要になるのが、「資金をどのように個人へ移すか」という視点です。   多くの経営者は […]

  9. 法人に資金を残すほど実は損していませんか?【第2編】法人に残すと結果的に二重課税になる現実

    法人に利益を残すことには安心感がありますが、税務の視点で見ると見逃せないポイントがあります。 それが「二重課税」の問題です。   まず、法人で利益が出れば法人税が課されます。 ここまでは多くの経営者が理解してい […]

  10. 法人に資金を残すほど実は損していませんか?【第1編】内部留保(法人に残す)は正義という誤解

    「会社に資金を残しておくことが正解」 多くの経営者がそう考えています。   確かに、内部留保が厚いことで資金繰りに余裕が生まれ、金融機関からの評価も安定します。いざという時の備えとして、法人に資金を蓄える考え方 […]