【医療保険を見直す】入院日数の短縮に伴い、過剰な医療保険は見直すべき
「入院1日につき1万円の保障」など、手厚い医療保険に加入している方も多いかもしれません。
かつては「入院が長引くリスク」に備えてこうした保障が求められていました。
しかし入院日数の短縮化が進む今、これまでのような医療保険の加入が本当に必要なのか?という疑問が生まれます。
たとえば盲腸や胆石の手術では、入院が3~5日程度で済むケースが一般的になりました。
仮に「入院1日につき1万円」の医療保険に加入していても、給付金は3~5万円程度。
毎月の保険料と比較すると、十分なリターンが得られない可能性があります。
さらに、日本には高額療養費制度があり医療費が一定額を超えた場合は負担が軽減されます。
例えば、70歳未満で所得が約370万円の方の場合、1カ月の医療費が10万円かかったとしても、自己負担額は約4万円で済みます。
こうした制度の存在を知らずに、必要以上に手厚い医療保険に加入している人も少なくありません。
過剰な医療保険のデメリット
毎月の保険料が家計を圧迫する
実際の入院日数が短いため、受け取れる給付金が少ない
高額療養費制度で十分カバーできるケースが多い
これらの現状を踏まえると、医療保険は最低限の保障にとどめ、その分の資金を貯蓄に回すほうが、より合理的ではないでしょうか?